カルヴァドス講座 その22006/05/22 22:49


今日はカルヴァドスの産地による味わいの違いについて検証。ペイ・ドージュ、ドンフロンテ、AOCの三種。

左から
NV Calvados Pays d'Auge Grand Solage/Boulard
1987 Calvados du Domfrontais/Michel Huard
1969 AOC Calvados/Lelouvier
NV Calvados Pays d'Auge Prestige/Adrien Camut

ペイ・ドージュ以外は洋ナシが30~40%ブレンドされており(※下記参照)、香りに洋ナシのニュアンスが感じられる。これが産地の違いを表していると言える。それ以外は素人の自分にはまったくわからない。

エイドリアン・カミュのプレスティージュはなんと市場価格5万円だと!バーで飲むと一杯4~5千円、授業料が6千数百円だから、、、元を取った気分。。。
でもブラインドでは6名中5名が1万8千円のレルーヴィエが一番美味いって結果が。。。レルーヴィエ、明らかに注目株。


[今日の拘り:テロワールによる違い]


(※カルヴァドスの香りの強弱は原料の林檎の大きさに秘密があって、林檎が小さければ小さいほどカルヴァドスの香りは強くなる傾向にある。ペイドージュ地区の地質は泥灰土で痩せているため(粘土質に近い)、樹木や果実が大きく育たず、その結果、香りの強い林檎が生産される。逆にドンフロンテ地区は砂岩と花崗岩のため、樹木や果実は大きくなって香りが弱い。そのため、ナシをブレンドして香りを華やかにするケースがほとんどとなる。)